栃木には圧倒的にコーディネーターが足りていないと感じます。チャレンジする人は増えているけど、それを育む組織が必要。例えば下野市で「3年間の伴走支援型でコーディネート機能をつくってほしい」という依頼があり「青二才」というNPO法人の創設に至った事例もあります。めざすは“栃木版チャレコミの構造”をつくることです。
コーディネーターの役割は相手の願いをちゃんと受け止められるかどうか。主体性は大切だけど自分のエゴが邪魔するときもある。やってあげるのではなく相手ができるようになっていく自立と自走を支えたいですね。今の自分があるのはいろんな人たちに期待されてきたから。他者からの応援が増えると、自分以外の人ができるようになることに喜びを感じるし、自分なしでも現場が回ることが大事かなと思います。
プロフィール
栃木県宇都宮市
特定非営利活動法人とちぎユースサポーターズネットワーク代表理事
宇都宮市出身。2005年宇都宮大学国際学部卒業後、ボランティアコーディネーターとして市民活動支援機関に入職。NPO・ボランティア支援、個別SOSに従事。若者の成長機会創出と社会課題の解決に向けて持続的に取り組む人材を輩出し、若者による社会づくりの加速を目的に2008年に当会を設立し、2010年にNPO法人化。代表理事を務める。2児のパパ。